珈琲マインドへようこそ!
当店は、味わい深いコーヒーのような素敵な音楽を奏でる国内インディーズ・ミュージシャンの音源を取り扱う、和みの音楽セレクトショップです。
芳醇な香り立つ珈琲のような、ほっこりとしてちょっぴりほろ苦い琥珀色の音楽の数々を、どうぞご賞味下さい。
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V.A 2枚組「ナゴミハイツ」
¥1,620
トロエッパなどのバンドで活動する「フクラ本舗」こと福沢幸久が中心となって企画・制作され、2015年にリリースされた名古屋のミュージシャンによる2枚組コンピレーション・アルバム。 収録曲はすべて新録の宅録音源で、キュートなポップスやメランコリックな歌もの、グルーヴィーなインストゥルメンタルや「なんじゃこりゃ」と言いたくなるアヴァンギャルドなナンバーなど、ポップセンスと実験性の溢れる作りは、まるでビートルズのホワイト・アルバムのよう。 内容をよく表している漫画家・石川俊樹のポップなイラストにピンときたなら、買って間違いなしの1枚。 Disc 1 1. フードコーツ/おはよう新年 2. 菊地 紗矢/怪獣 3. ログメン/ステイルメイト 4. てんしんくん/けむくじゃらの犬 5. Sayoko-daisy/ラムネ 6. マツバナオキ/銀色の街 7. ツユネブリ/錬金術 8. kiiiu/juujuu 9. フクラ本舗/ナツコ宇宙寄生虫 10. 小池 喬/帰還 Disc 2 1. マイギーとふくざわ ( microguitar+フクラ本舗)/ノリノリ♪ 2. 高津 直視/初夏へ 3. nano-sec./路ハ 4. トキノミノル/ファジィネーブル 5. トーマス/vjgyd 6. 鳴る体/変体 7. コトナ/チョコレート・フレイバー 8. Sweet Sunshine /回想シーンのように 9. でぃでぃっ ( 北原克之[Sick Of Recorder]+小池和伸[ロック墓場]) /寿命の塔 10. ツユネブリ covered by フクラ本舗 /アーシュラ
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ヤノ・カズキ (ex.矢野一希)「PON PON PON」
¥1,500
関西を拠点に painful などのバンドやソロでの音楽活動をするシンガーソングライター、ヤノ・カズキが2015年にリリースした8曲入りCD。 時に繊細でメランコリックに、時に優雅でファンタジックに、時に辛辣でシリアスに綴る言葉と歌声は、佐野元春や高野寛や斉藤和義などに代表される日本の男性シンガソングライターの系譜にピタリとはまる。 アコースティックギターのアルペジオとピアノの音色が美しい『銀河鉄道の夜』を題材にした「ジョバンニ」に始まり、物憂げな曲調と後半のボサノバな演奏が印象的な表題曲「PON PON PON」、コーヒーの湯気が香るような弾き語り「コーヒーをもう一杯」、佐野元春を思わせるぶっきらぼうで攻撃的な「爆弾はささやく」など、バラエティに富んだ作風ながらも、尾崎康平(カーテンズ)・丘本浩一と共に作り上げたアコースティック・サウンドは凛としていて耳に心地よい。 ジェイソン・ムラーズや大橋トリオなど、端正な雰囲気の男性シンガソングライターが好きな人にオススメの1枚。 1. ジョバンニ 2. pon pon pon 3. コーヒーをもう一杯 4. 爆弾はささやく 5. 17才 6. あたたかいね 7. ただの愛 8. 夢の中で逢いましょう
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ヤノ・カズキ (ex.矢野一希)「光でいっぱい」
¥1,500
関西を拠点に painful などのバンドやソロでの音楽活動をするシンガーソングライター、ヤノ・カズキが2019年にリリースした10曲入りアルバム。 時に繊細でメランコリックに、時に優雅でファンタジックに、時に辛辣でシリアスに綴る言葉と歌声は、佐野元春や高野寛や斉藤和義などに代表される日本の男性シンガソングライターの系譜にピタリとはまる。 尾崎康平(カーテンズ)・丘本浩一と共に作り上げた前作『PON PON PON』とは違い、自身の歌とアコースティック・ギターの弾き語りのみで構成された本作。 全体的には物憂げで気だるい雰囲気ながらも、心にすっと入り込んでくるメロディーや詞の心地よさは前作同様。 静かなサウンドの中に時折ブラジル音楽の要素が見え隠れするあたりは、ベックの『Mutations』『Sea Change』の感触にも似ている。 雨の日や静かな夜のひとときに、コーヒーなど啜りながらゆったりと聴きたい1枚。 1. ゆみこ 2. 檸檬 3. はじまりのサンバ 4. 愛をみくびるなよ 5. カモメ 6. 悲しみよ、こんにちは 7. darling 8. think of you 9. 夜はトランペット 10.光でいっぱい
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painful「magical 3 e.p.」
¥1,100
関西を拠点にシンガーソングライターとして活動していた矢野一希を中心に結成されたポップロック・バンド、painful が2021年にリリースした3曲入りシングル。 80年代の英国ギターポップ・バンドを彷彿させる、軽快ながらも物憂げで湿り気を帯びたサウンドと、東京ロッカーズなど日本のニューウェーブ期のバンドのような、矢野一希の突き放したようなドライなヴォーカルが、クールな余韻を残す3曲。 イギー・ポップの名前も飛び出すスタイリッシュな歌詞と鋭角なギター・カッティングで攻める「yoko no heaven」、女性メンバー2人によるコーラスが特徴のレイジーなミディアム・ナンバー「魔法がとけない」、明け方の浜辺を連想するネオアコ・ソフトロック「渚のロンド」 キュアーやスミス、エブリシング・バット・ザ・ガールなどが好きな人にもオススメしたい1枚。 1. yoko no heaven 2. 魔法がとけない 3. 渚のロンド
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I Like Birds「あめいろ」
¥1,100
SOLD OUT
名古屋の鳥好きインディーポップバンド、I Like Birds が2020年にリリースした7曲入りミニアルバム。 メンバーは、いずれも名古屋を拠点に活動する Apple Light、mishca、me in grasshopper、softsurf、sitaq の5バンドから集結。 2000年初頭に活動していたグラスゴー出身のミュージシャンによるプロジェクト『The Reindeer Section』の名古屋版、といったところか。 メランコリックな歌詞とメロディー、優しげな歌声、アコースティック・ギターの響きとレトロなエレピの音が、柔らかく切ない雰囲気を醸し出す。 ソフトロックやフォークロックをベースにしたノスタルジックな音作りだけどマニアックな感じはなく、J-POP好きにもしっかりアプローチする音楽性は、90年代のミスチルや My Little Lover や YEN TOWN BAND などを手掛けた小林武史の作風を彷彿させる。 「まっしろ」や「ファンファーレ」などアップテンポな楽曲は、初期スピッツのようだ。 近年の歌ものバンド好きはもちろん、advantage Lucy やカスタネッツなど、90年代中期~後期に活躍したグッドメロディーなバンドが好きだった人にもオススメしたい1枚。 1. あめいろ 2. バスストップ 3. 夜の公園 4. ブルースカイブルー 5. まっしろ 6. 夕暮れ 7. ファンファーレ
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Menow「Menow」
¥500
SOLD OUT
CLIFF CRICKETとしてソロ活動を行う Yukiya Kato と、バンド「さらざら」で活動するまつおまいこによる男女デュオ、Menowが2021年にリリースした2曲入りCDR。 男女のユニゾン・ヴォーカルと清廉なアコースティック・ギターの響きが、満点の星空を駆け巡るさまを思わせる「缶蹴り」 Yukiya Kato の弾き語りによる、どこか浮世離れした幽玄なフォーク・ナンバー「10月の三日月」 スマッシング・パンプキンズのミディアム・ナンバーを連想させる、どこかファンタジックな色彩を帯びた、宝珠の2曲。 1. 缶蹴り 2. 10月の三日月
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Menow「Menow 2nd」
¥500
CLIFF CRICKETとしてソロ活動を行う Yukiya Kato と、バンド「さらざら」で活動するまつおまいこによる男女デュオ、Menowが2021年にリリースした2枚目の2曲入りCDR。 メリーゴーランドを連想するインストゥルメンタル・ワルツ「entrance」と、ドリーミーなフォーク・ポップ「プラナリア」 ドリーム・アカデミーやライラック・タイムなどの、アコースティックな80年代UKインディーポップを彷彿させる、前作同様にファンタジックな色彩を帯びた、宝珠の2曲。 1. entrance 2. プラナリア
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crap clap「Good looking man」
¥660
東京を拠点に活動する5人組ポップロック・バンド、crap clap が2020年にリリースした2ndシングル。 ジャミロクワイの『Virtual Insanity』を思い起こす鍵盤のイントロダクションが最高にクールな「milk tea」 淡い恋模様と雨模様の街を描き出す歌詞が秀逸なビートポップス「雨」、 ジャジーなギターソロが心地よいミディアム・ファンキー・チューン「The time」の3曲。 前作と比べるとグッとアダルト・オリエンテッドな雰囲気ながらも、キャッチーなメロディとドラマチックな曲展開は前作同様で、親しみやすさを感じる。 街のドライブやショッピング散策のお供に。 1. milk tea 2. 雨 3. The time
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crap clap「sugar」
¥1,100
東京を拠点に活動する5人組ポップロック・バンド、crap clap が2021年にリリースした4曲入りCD。 軽快なロックンロール調のリフやノイジーなハードロック風のソロまで全編に渡ってギターが大活躍するポップ・チューン「パルプフィクション」に始まり、海辺の情景を描いた詞とブルージーなギターの響きが過ぎ去る夏を思わせるミディアム・ロック「134」、 都会の夜更けを連想させるスモーキーなスロー・ナンバー「summergreen」、L⇔Rを思い出させるメロディアスなポップ・ロック「アメリカンレモネード」の全4曲。 ロックンロールなギターが鳴り響くギター・ポップな前々作『Sunday comes again』と、大胆に鍵盤をフィーチャーしたシティ・ポップな前作『Good looking man』、今作はその両方の魅力をバランス良くサウンドに落とし込んだ感がある力作に仕上がっている。 1. パルプフィクション 2. 134 3. summergreen 4. アメリカンレモネード
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crap clap「DEPARTMENT STORE」
¥1,650
東京を拠点に活動する5人組ポップロック・バンド、crap clap が2023年にリリースした、配信シングル「春の陽気に誘われて」を含む10曲入りのファースト・アルバム。 これまでに3枚のEPをリリースし、その都度にカラフルなポップ・サウンドを深化させていった彼らの集大成と言える今作。 モータウン・ビートをバックにテクニカルなギタープレイが炸裂するポップ・チューン「夢から醒めたら」に始まり、フリッパーズ・ギターを連想させるハジけた"渋谷系"な「ハンバーガー・ロマンス」、メランコリックなギターとオルガンの音色が切ないミディアム・ロック「春の陽気に誘われて」、 ジャジーなリズムが楽しいポップ・ナンバー「コバルトアワー」、雨垂れのような鍵盤の音色が導くメロウ・チューン「オレンジ」など、全体的には瑞々しいシティ・ポップな作風ながらも、その音作りにはあらゆるジャンルを咀嚼した幅広いバックグラウンドを感じさせる。 特に、あっけらかんとしたタイトルと下町風情なロックサウンドがハッピーズやフラカンを連想させる「あしたてんきになれ」は、1st E.P に収録された「アンラッキー・ストライク」以来の彼ら"らしくない"快作で、今後のさらなる成長を期待させる。 スウィートな歌声と楽しい曲調ながら、ほのかに毒を染み込ませた鋭いリリックにも、一筋縄ではいかない深みを感じさせる。 CDには歌詞カードが付属していないので、そのあたりは彼らのホームページに掲載された歌詞を参考にしてもらいたい。 春風のように軽やかな、それでいて深い1枚。 ドライブや街歩きのお供に。 1.夢から醒めたら 2.ハンバーガー・ロマンス 3.春の陽気に誘われて 4.マジックアワー 5.コバルトアワー 6.スローモーションフィルム 7.あしたてんきになれ 8.オレンジ 9.ハニーマスタード 10.イニシエーション・ブルー
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GOFISH「燐光」
¥2,420
日本屈指のハードコア・バンド、NICE VIEWのボーカル&ギターで知られるテライショウタのアコースティックを基盤にしたソロ・プロジェクト、GOFISHが2018年にリリースしたアルバム。 アコースティック・ギター、コントラバス、チェロが織りなす弦楽三重奏による、不思議な音世界。 端正で落ち着いた雰囲気ながらも、シュールさが際立つ歌詞と浮世離れした歌声が、心地よい緊張感を与えてくれて飽きさせない。 ボサノバ調でユーモラスな雰囲気の「北風と太陽」、メランコリックな「9月」、白昼夢のような「イルカになってしまった」、異様なテンションの「ピアノのまわり」、終盤になるにつれエモーショナルな熱を帯びる「肺」など、唯一無二な全10曲。 ルー・リードやデヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイドなどの静かなナンバーが好きな人にオススメしたい1枚。 1. 北風と太陽 2. 九月 3. ここにはまるで 4. イルカになってしまった 5. うれしいこと 6. ピアノのまわり 7. うお座 8. ひろった羽根 9. 肺(フルバージョン) 10. 月のとりこ(ライブバージョン)
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GOFISH「光の速さで佇んで」
¥2,640
日本屈指のハードコア・バンド、NICE VIEWのボーカル&ギターで知られるテライショウタのアコースティックを基盤にしたソロ・プロジェクト、GOFISHが2021年にリリースしたアルバム。 アコースティック・ギター、コントラバス、チェロが織りなす弦楽三重奏だった前作から変わり、一部の楽曲にバンドサウンドを取り入れた本作。 基本的には端正で落ち着いた雰囲気ながらも、シュールさが際立つ歌詞と浮世離れした歌声が心地よい緊張感を与えてくれて飽きさせない。 ニール・ヤングを思わせるボトムの重いミディアム・ロック「メメント」、ペダルスティールの響きがレイドバックした雰囲気を醸し出す「ダンスを君が」、側転したりバク転したりする歌詞がユーモラスな「クレーター」、なんとなくデビッド・ボウイを連想させる「ロックスター」、夕暮れ時を連想するサウンドが暖かく心地よい「さよならを追いかけて」など、前作同様に唯一無二な全11曲。 個人的には、ポップで落ち着いた雰囲気の中にも、どこか張り詰めた緊張感のある作風は、はっぴいえんどの『風街ろまん』をも彷彿させる。 聴けば聴くほど深みの増す傑作。 1. メメント 2. ダンスを君が 3. インディアン・サマー 4. クレーター 5. ロックスター 6. さよならを追いかけて 7. きっといつか 8. ペルソナ 9. 外は雪だよ 10. ライブアルバム 11. そのとき
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風の又サニー「セカンドライン」
¥2,200
ギター&ヴォーカルの今成哲夫を中心に、チューバ、バイオリン、ピアニカ、パーカッションなどの楽器による京都の5人組・風の又サニーが2016年にリリースしたアルバム。 昭和レトロを更に遡って明治・大正モダン、とでも表現したくなるような舶来大衆音楽が全編に渡って繰り広げられるユニークな作品。 ニーノ・ロータやフランシス・レイなどが手掛けたフランス映画の劇伴を、わびさびを感じさせる和風な味付けで演奏したかような、ゆったりとしたタイム感が聴き手を夢見心地にさせてくれる。 純文学のような歌詞も、流麗なテンポによくマッチしていて耳に心地よい。 初夏の午後のお昼寝のお供にぴったりな、開放的で風通しが良い1枚。 1. 空に 2. エマニュエルの喉 3. フランス行き 4. ありどん 5. 割れ 6. 海沿い (seaside) 7. フランス行き (その二) 8. エマニュエルの喉 (その二) 9. so nice 10. カモメ 11. ブラジル
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matatapia「Utopia」
¥1,200
2020年春に結成された、静岡を拠点に活動する男女デュオ、matatapia のデビューEP。 アコースティックとエレクトロニカが絶妙に溶け合ったサウンドと、甘い男女ヴォーカルが織り成すエモーショナルな歌の世界で、聴くものをポップでファンタジックな雰囲気に引き込んでゆく1枚。 星が瞬く夜を連想させるドリーミーなナンバー「ブレス」、ヒリヒリとした歌詞の世界が展開するミディアム・ソウルながらも終盤で突如ポップ・ロック調になる「遠雷」、春風のような陽だまりギターポップ「やさしいゆめ」、静かなアコースティック弾き語りのラスト・ナンバー「生活」と、ミニアルバムながらもバラエティに富んだ内容で、初リリース音源ながらも完成度は非常に高い。 米津玄師やYOASOBIなど、近年のジャパニーズポップスが好きな人にも、強烈にオススメしたい作品。 1. Utopia 2. ブレス 3. 遠雷 4. やさしいゆめ 5. 生活
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matatapia「madoromi E.P」
¥700
2020年春に結成された、静岡を拠点に活動する男女デュオ、matatapia のセカンドEP。 アコースティックとエレクトロニカが絶妙に溶け合ったサウンドと、甘い男女ヴォーカルが織り成すエモーショナルな歌の世界で、聴くものをポップでファンタジックな雰囲気に引き込んでゆく感触は前作同様に、今回はタイトル通りに「夜」がテーマ。 単独で配信リリースされた「眠れない夜に」と「(( _ _ ))..zzZ」に、前作収録の2曲のアコースティック・ヴァージョンを加えてパッケージされた1枚。 満点の星空を見上げるような壮大なドリームポップ「眠れない夜に」、ゆったりとした雰囲気が心地よい真夜中のシティポップ「(( _ _ ))..zzZ」、前作に収録されたミディアム・ナンバー2曲のアコースティック・ヴァージョン「やさしいゆめ」「生活」の全4曲。 米津玄師やYOASOBIなど近年のジャパニーズポップスが好きな人や、『JUMP UP』期のスーパーカーが好きな人にオススメしたい作品。 1. 眠れない夜に 2. (( _ _ ))..zzZ 3. やさしいゆめ (Acoustic ver) 4. 生活 (Acoustic ver)
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matatapia「80 / 嵐が丘」
¥770
2020年春に結成された、静岡を拠点に活動するポップユニット、matatapia のサードEP。 アコースティックとエレクトロニカが絶妙に溶け合ったサウンドと、甘い男女ヴォーカルが織り成すエモーショナルな歌の世界で、聴くものをポップでファンタジックな雰囲気に引き込んでゆく。 ドラマチックな構成が新海誠の映画のハイライトを連想させるプログレッシブ・シティポップ「80」2ヴァージョンと、儚い詩世界と鮮烈なギターサウンドが眩いミディアム・ポップ「嵐が丘」の全3曲。 RADWIMPS、米津玄師、YOASOBIなど近年のジャパニーズポップスが好きな人にオススメしたい作品。 1. 80 2. 嵐が丘 3. 80 (kohei iida remix)
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muui「undercover suicide」
¥1,000
名古屋を拠点に活動するツジオカミズキによるナード系ソロユニット、muui が2020年にリリースした3曲入りCD。 瑞々しいギターサウンドとメランコリックなメロディー、そしてどこか気だるげで甘い歌声がひんやりとした質感をもっていて、耳に心地よい。 初期の The Brilliant Green を彷彿させる、90年代UKギターロックを J-POP に上手く落とし込んだような作風の、粒ぞろいな3曲。 本人撮影によるノスタルジックな雰囲気のジャケットも、内容を上手く伝えている。 初夏の朝にピッタリな1枚。 1. Poolside 2. Weekend 3. Daydream
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吉上恭太「ある日の続き」
¥2,530
海外の絵本・児童書の翻訳やライター業を生業とし、50歳を超えて歌い始めたフォークシンガーが、還暦を過ぎた2017年にリリースしたアルバム。 ジェームズ・テイラーのような朴訥とした静かで優しげな雰囲気の中にも、どこか醒めたようなクールな響きが耳に心地よい歌声。 その歌の世界を支えるのは、東京のインディーズ・シーンで大活躍する鍵盤奏者・谷口雄によるプロデュース。 彼を始め、北山ゆう子、増村和彦、渡瀬賢吾、松村拓海ら、卓越したミュージシャンによる豊潤なサウンドは、さながら The Section によるジェームズ・テイラーの作品や、キャラメル・ママによる小坂忠や細野晴臣のソロ作を思わせる。 JTの『Fire And Rain』のような柔らかな音色のアコースティックギターから始まる「僕が生きるに必要なもの」、ラフな雰囲気のブルース・ロック「かもつせん」、性急なカントリー・ブルース「ホーボーだって深海魚の夢をみる」、ボサノバ・タッチの「one day ~或ル日ノ続キ」などなど、バラエティ豊かなサウンドに、吉上氏の張りがあって伸びやかながらもどこか枯れた味わいもある歌声が乗った、多幸感あふれる全10曲。 日常の風景を描きつつもどこか不思議な世界を垣間見せてくれる特徴的な歌詞は、全曲とも鶯じろ吉が担当。 吉上氏と同年代の鶯氏も50代を超えて作詞活動を始めたらしく、ひょんなきっかけでソングライティング・チームを組んだという。 世代的には佐野元春や竹内まりやと同年代の吉上氏。 前述の通り遅咲きなデビューながらも、ベテラン・ミュージシャンのような重厚感を感じさせるのは、彼自身の人生の歩みがそのまま歌に表れているからだろう。 70年代のジェームズ・テイラーの作品や、小坂忠「ありがとう」細野晴臣「Hosono House」が好きな人はもちろん、エリック・アンダーソン, ゴードン・ライトフット, アーロ・ガスリー, ガイ・クラークなど、カントリータッチな70年代SSW作品が好きな人にも、自信を持ってオススメしたい1枚。 - 帯コメント - ハロー・ニュー・オールド・フレンド! 吉上恭太さんの音楽に出会えて良かった。 LIFE IS GOOD 長門芳郎 (パイドパイパーハウス) 1. 僕が生きるに必要なもの 2. かもつせん 3. 犬の瞳が月より冴えたら 4. ホーボーだって深海魚の夢を見る 5. ieji 6. One Day 〜或ル日ノ続キ 7. ほしどろぼう 8. 十一月の寓話 9. ごはんの湯気で泣くかもしれない 10. 涙
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徳網正宗「徳網正宗1」
¥1,500
東京を拠点に活動するシンガーソングライター、徳網正宗。 フラメンコからの影響を感じるガット・ギターを爪弾きながら、か細い声で切ないメロディーを朗々と歌い上げるスタイルは、さながら「令和のさだまさし」と言える。 マイナー調のメロディーラインと、細やかながらも時に艷やかに時にエモーショナルに響く独特の歌声が、深い悲しみを感じさせながらもなぜか耳に心地よく、心を浄化させられるよう。 やや緊張感のある清廉な音の雰囲気は、雨降りの日によく似合う。 このCDは、2019年リリースの1stミニアルバム。 エコーのかかったアルペジオの響きが朝の空気感を思い起こす「残香」に始まり、エリオット・スミスの楽曲を連想するワルツ調の「終点」、多重コーラスとギターカッティングのオーバーダブがアシッド・フォーク的な「創作」、雨上がりの空のような清々しさを感じさせる小品「坂の途中」などなど、独特の世界観を見せてくれる全6曲。 1. 残香 2. 終点 3. 理由 4. スホイ 5. 創作 6. 坂の途中
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徳網正宗「徳網正宗2」
¥1,500
東京を拠点に活動するシンガーソングライター、徳網正宗。 フラメンコからの影響を感じるガット・ギターを爪弾きながら、か細い声で切ないメロディーを朗々と歌い上げるスタイルは、さながら「令和のさだまさし」と言える。 マイナー調のメロディーラインと、細やかながらも時に艷やかに時にエモーショナルに響く独特の歌声が、深い悲しみを感じさせながらもなぜか耳に心地よく、心を浄化させられるよう。 やや緊張感のある清廉な音の雰囲気は、雨降りの日によく似合う。 このCDは、2020年リリースの2ndミニアルバム。 井上陽水の『少年時代』のように子供の頃の記憶を淡々と歌い語る「思い出」、穏やかで切ないメロディーとギターとピアノの伴奏が心地よい「遠くへ」、前作にもあったエリオット・スミスの楽曲を連想するワルツ調の「鐘の音」、サビの多重コーラスが荘厳に響く6分超えの大作「太陽は昇る」、ユーモラスなタイトルながらも優しさあふれる「えんやこら」などなど、前作と比べてそこかしこに日本的な情緒を感じさせる全6曲。 1. 思い出 2. 遠くへ 3. 鐘の音 4. おもいおもい 5. 太陽は昇る 6. えんやこら
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Sniff「LIVE in open house」
¥1,500
名古屋を拠点に活動するバンド・Sniff が、メンバーチェンジ前の2020年12月26日に今池 open house にて行ったライブを全曲収録したアルバム。 70年代ウエストコースト・ロックの乾いた音とアメリカ南部のファンキーで重厚な音をたっぷりと含んだヴィンテージなバンドサウンドは、さながらオールマン・ブラザーズ・バンドかリトル・フィートか。 セカンドライン・ファンクなリズムでお酒と煙草を讃える「アルコールアンドシガレットベイベー」や、静かな夏の風景を歌うミディアム・ナンバー「Because Summertime」、後半のむせび泣くギターソロが深い余韻を残すソウル・バラード「ムーンライト」など、サウンドは本格的なルーツ指向ながらも日本語詞での「うた」を追求する姿勢も頼もしい。 ボビー・ウーマックやカーペンターズなどの名曲カバーも、さすがの一言。 抜群のテクニックと鉄壁のグルーヴ感で、堂々とした演奏をたっぷりと聞かせてくれる54分。 前述の通り、70年代の南部指向のアメリカン・ロックが好きな人にはもちろん、デレク・トラックス・バンドやジョン・バトラー・トリオ、PHISH やストリング・チーズ・インシデントなど、近年のブルースロック・バンドやジャムバンドが好きな人にも自信を持ってオススメしたい、聴き応えたっぷりな1枚。 1. Drunken master 2. 70's 3. Because Summertime 4. Woman's Gotta Have it (Bobby Womack cover) 5. Close To You (The Carpenters cover) 6. SOUTH WIND 7. アルコールアンドシガレットベイベー 8. 明日になればきっと 9. 108 10. ムーンライト 11. Hottentot (John Scofield cover)
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Sniff「Let it go home」
¥2,500
名古屋を拠点に活動するバンド・Sniff が、2022年にリリースしたフルアルバム。 70年代ウエストコースト・ロックの乾いた音とアメリカ南部のファンキーで重厚な音をたっぷりと含んだヴィンテージなバンドサウンドは、さながらオールマン・ブラザーズ・バンドかデレク・トラックス・バンドか。 リトル・フィートのようなファンキーロック「Lilly」に始まり、ブラジル音楽の軽妙なスタイルで聴かせる「雨風」、タメの効いたヘヴィなブルースロック「個人的な事さ」、お得意のスライドギターがうねりを上げる「PULSE」、ゲストの鍵盤奏者・渡辺翔太によるスウィンギーなピアノをフィーチャーしたセカンドライン・ファンクな代表曲「アルコールアンドシガレットベイベー」、ニール・ヤングを思わせる荘厳なロック「SOUTH WIND」、郷愁感溢れる素朴な「まちぼうけ」など、聴くほどに味が出る9曲。 サウンドのアプローチやヴォーカルの声質などは、関西の名ルーツロックバンド・ラリーパパ&カーネギーママを彷彿させる。 前述の通り、70年代の南部指向のアメリカン・ロックが好きな人にはもちろん、ジョン・バトラー・トリオやPHISH など近年のブルースロック・バンドやジャムバンドが好きな人や、日本ならラブ・サイケデリコや GLIM SPANKY などアメリカン・ロックをベースとしたバンドが好きな人に自信を持ってオススメしたい、聴き応えたっぷりな1枚。 1. Lilly (feat. 渡辺翔太) 2. 108 3. 雨風 4. 個人的な事さ 5. PULSE 6. アルコールアンドシガレットベイベー (feat. 渡辺翔太) 7. SOUTH WIND 8. まちぼうけ 9. Let it go home (feat. 渡辺翔太)
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ボーイスカウトブラザーズバンド「日常の特集」
¥2,200
名古屋を拠点に活動するグループ・ボーイスカウトブラザーズバンドが2021年にリリースしたアルバム。 70年代ロックのフレーバーをたっぷりと含んだ温もりのあるサウンドと、昭和のホームドラマのようなコミカルな雰囲気で演奏される楽曲の数々は、まさにタイトル通りに日常生活におけるテーマソングになりうるナンバーばかり。 どことなくフィッシュマンズを思わせるタイム感が心地よい「あの日の歌」、森見登美彦の小説のような文学的言い回しとズッコケ感満載な音がユニークな「姉さん女房」、荒井由実時代の初期ユーミンの私小説的な儚い空気感を思わせる「天気雨」、斉藤和義の『歩いて帰ろう』のようなモータウンビートが楽しい「愛すべき二人」、そして皆で合唱するバスキング・スタイルなタイトルナンバー「日常の特集」などなど、粒ぞろいな全11曲。 ゲスト・ミュージシャンである2人の鍵盤奏者・伊藤誠人(Radical Humanism, いとまとあやこ他)とサカイショウイチ(Melting Pot)の客演も光る。 ハッピーズ、フリーボ、ははの気まぐれなど、90年代~2000年代のフォーキーな歌ものポップバンドが好きな人に断然オススメする1枚。 1. ときめきを 2. あの日の歌 3. 姉さん女房 4. 休日 5. 駆け上がる毎日 6. 天気雨 7. それぞれ 8. 趣味 9. 愛すべき二人 10. ろくでなし 11. 日常の特集
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Sweet Sunshine「Sunshine Songs EP」
¥1,000
2000年代初頭よりシンガーソングライターとしての活動を始め、現在は愛知を拠点に音楽活動を続ける磯たか子のリーダーユニット、Sweet Sunshine がまだ東京在住の2009年にリリースした5曲入りCD。 磯たか子 (vo.key)の他、山口良(g) boss(bass) KazooOkoshi(ds) 関春彦(perc) という東京のミュージシャンでレコーディングされたという本作。 手練ミュージシャンによる心地よいサウンドと、ややハスキーでソウルフルな女性の歌声は、キャロル・キングや荒井由実の諸作品と同等の雰囲気。 ジャジーなムードの「夕暮れの街」、ライトでファンキーな演奏が70'sソウルな「Good Music」、ブルージーなギターワークがアイズレー・ブラザーズのメロウ・ナンバーを彷彿させる「sweet dream」など、夏の日の午後のひとときにオススメの、心地よい1枚。 1. 夕暮れの街 2. good music 3. 夏への時間 4. Happy Birthday 5. sweet dream