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V.A「コーヒーもう一杯 夕暮歌集 〜魔法をかけさせて〜」
¥2,200
名古屋・新栄にて不定期開催中の、弾き語りとDJによる和みの音楽イベント『コーヒーもう一杯』の、2枚同時発売のコンピレーション・アルバムの1枚。 過去のイベント出演者10組が1曲ずつ楽曲提供し、午後3時ごろから日が落ちるまでの流れを想定した構成で選曲。 音源化が待ち望まれていた冬支度の『コンビニコーヒーブルース』、「カタリカタリ」や「しょうにゅうどう」などの活動で知られる河合愼五によるアコースティック・ユニットの百景借景や、「すぱっつ」アジマカズキ・ソロ音源のアコースティック・ヴァージョンなど、ここでしか聴けない楽曲も多数収録。 ブックレットには、当ショップ店主であり『コーヒーもう一杯』主催・野田明とアジマカズキの対談を掲載。 夕暮れ時の散歩や夕飯の支度のBGMとして、日々の生活にぜひ取り入れて欲しい1枚。 *ブログページにて詳細なライナーノートを書いています。ぜひご覧ください。 https://coffeemind.base.shop/blog/2023/04/03/225744 1. wonderland / そらしの 2. 魔法をかけさせて / コーラスウォーター 3. 風来坊 / 海洋天堂 4. 今日じゃなくてもいいな Ft. MCデンジャラスハーブ / リバーヴス 5. 往来 / ベイブス 6. 待宵月 / 百景借景 7. さよならプリンス / アジマカズキ 8. 夕焼け見にいこう / トロエッパ 9. がぁでぃあん / すぱっつ 10. コンビニコーヒーブルース / 冬支度
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V.A「コーヒーもう一杯 夜の歌集 〜僕の万年床〜」
¥2,200
名古屋・新栄にて不定期開催中の、弾き語りとDJによる和みの音楽イベント『コーヒーもう一杯』の、2枚同時発売のコンピレーション・アルバムの1枚。 過去のイベント出演者10組が1曲ずつ楽曲提供し、陽が落ちた宵の口から真夜中までの流れを想定した構成で選曲。 アジマカズキのライブでの人気曲「僕の万年床」のアコースティック・ヴァージョン、百景借景やトロエッパなどの初音源、収録アルバムが完売状態になっているそらしの「yotaka」など、ここでしか聴けない楽曲も多数収録。 ブックレットには、当ショップ店主であり『コーヒーもう一杯』主催・野田明とアジマカズキの対談を掲載。 仕事の後の晩酌のお供や眠りにつく前の読書のBGMなど、日々の生活にぜひ取り入れて欲しい1枚。 *ブログページにて詳細なライナーノートを書いています。ぜひご覧ください。 https://coffeemind.base.shop/blog/2023/04/03/232304 1. 僕の万年床 / アジマカズキ 2. 虫の音 / 冬支度 3. 暮らしに歌を / コーラスウォーター 4. 眠れない夜の唄 / すぱっつ 5. 銭湯のうた / 海洋天堂 6. パラレル同窓会 / トロエッパ 7. Desmaland / リバーヴス 8. 七面鳥を食べた夜 / 百景借景 9. 極夜行 / ベイブス 10. yotaka / そらしの
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アジマカズキ「みちくさ音楽」
¥2,000
名古屋を拠点に弾き語り・バンド・DJで音楽活動を展開するアジマカズキが、2022年にリリースした1stソロ・アルバム。 *本作を、動画と共に1曲ずつ詳細にレビューした記事はこちら。 https://coffeemind.base.shop/blog/2023/12/22/022342 彼が敬愛するあらゆる世代や国の音楽がソースとなっているソングライティングと、手塚治虫などの漫画や日本文学が反映されたやや抽象的で感情豊かな詩の世界は、幅広い世代の音楽好きを刺激する。 ドリーミーな雰囲気の「僕の万年床」に始まり、フォーキーでノスタルジックな「西の恋人」「モトドオリ」「罪とペンシル」「さよならプリンス」「がぁでぃあん」「旅立ち前の歌」、ニューウェーブで刺戟的なサウンドの「化け化け」「AKATSUKI COMPLEX GIRL」、ジャグバンドやブルーグラスを思わせる賑やかなアコースティック・ロック「夜を煮る」「天の川が溢れた夜に」、そして映画のエンドロールを思わせるモノクロームな音像の「きくとり」 ときにユーモアに満ち、ときに叙情的で、ときに底抜けの楽しさを感じさせる、あらゆる表情を持つバラエティ豊かな楽曲の一つ一つに、様々なポップ・カルチャーを愛する彼の高度な咀嚼力を感じさせる。 地元の愛知を中心とした、主に東海地区で活動する親交の深いミュージシャンをゲストに迎えたサウンド・メイキングにも、手作りながらもこだわりに満ちた質の高さを感じさせ、かつて無名だったころのはっぴいえんどやはちみつぱいのメンバーが関わった70年代のURCやベルウッドの名盤を思い起こす。 朗らかなキャラクターで、地元の多くのミュージシャンや音楽好きに慕われているアジマカズキ。 その愛知のローカルヒーローが作り上げた渾身の1枚は、懐かしい旧友と久しぶりに会うような切ない感情を呼び起こす、ノスタルジックな空気が詰まった極上のポップ・アルバムだ。 1. 僕の万年床 2. 西の恋人 3. モトドオリ 4. 化け化け 5. AKATSUKI COMPLEX GIRL 6. 罪とペンシル 7. さよならプリンス 8. がぁでぃあん 9. 夜を煮る 10.旅立ち前の歌 11.天の川が溢れた夜に 12.きくとり 13.ワクワクチクサク (BONUS TRACK)
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すぱっつ「すぱっつ」
¥1,000
名古屋を拠点に弾き語りやDJで音楽活動を展開するアジマカズキ率いる「おかしく切なく熱いが脱力系バンド」すぱっつ。 元々はスピッツのコピーバンドから始まった彼ら。 それを思わせるトボけたポップ感と飄々とした歌詞が、どこかヘンテコな雰囲気ながらも心地よい余韻を残す。 ジャングリーなアコギとハーモニカの疾走感が気持ちいい「朝」に始まり、マンドリンの響きが哀愁を誘う「がぁでぃあん」、サビのコーラスが"たま"を思わせるストレンジポップ「あの子がやってくる」、ビート感が冴えるアコースティック・ロック「テンヤワンヤ」などなど、楽曲の一つ一つのスタイルは違えど、そのどれもが非常にポップでありつつもほんのり毒気を孕んでいるあたりは、初期のRCサクセションやホフディランを彷彿させる。 ノスタルジックでほんわかとした空気が詰まった、極上のフォークポップ・アルバム。 1. 朝 2. 眠れない夜の唄 3. がぁでぃあん 4. あの子がやってくる 5. テンヤワンヤ 6. きくとり 7. がんばり屋のケンちゃん
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冬支度「Old Heights Music」
¥1,000
関西を拠点に活動するアコースティック・ユニット・冬支度が2013年にリリースしたミニアルバム。 洋邦のルーツ音楽からの影響をふんだんに受けた日本語詞による、洗練されたフォークミュージックを奏でるその音楽スタイルは、一言で言えば「大人のフォーク・ロック」。 アコースティック・ギターの音色を軸に、フルートやアコーディオンで味付けされた演奏は豊潤な響きに満ちていて、落ち着き払ったミディアム・ナンバーに飄々としたフォークポップ、スピーディーなインスト・ナンバーまで、多彩なスタイルにも柔軟に対応する。 サウンド的にはラヴィン・スプーンフルやダン・ヒックスなど、60年代アメリカン・フォークロックに日本的な情緒を加えた趣き。 音もさることながら、声高に感情を吐露することのない淡々とした日本文学のような歌詞も瑞々しい。 アコースティック・ギターやマンドリンなどの弦楽器の優しい響きと、フルートやアコーディオンの儚い音色に乗せて描き出される、何気ない日常の風景を切り取った端正な歌の数々。 ユニット名とは裏腹に、天気の良い桜並木の川辺りを散歩しているかのような、心地よい雰囲気。 ジェームズ・テイラー、ジョニ・ミッチェル、金延幸子の空気感が好きな人にオススメの1枚。 1. 車窓より 2. つかの間の旅 3. なんにもない日 4. 桜の見ごろは終わったみたい 5. 天気屋
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冬支度「こんな風に」
¥2,200
関西を拠点に活動するアコースティック・ユニット・冬支度が2020年にリリースした1stフル・アルバム。 洋邦のルーツ音楽からの影響をふんだんに受けた日本語詞による、洗練されたフォークミュージックを奏でるその音楽スタイルは、一言で言えば「大人のフォーク・ロック」。 アコースティック・ギターの音色を軸に、フルートやアコーディオンで味付けされた演奏は豊潤な響きに満ちていて、落ち着き払ったミディアム・ナンバーに飄々としたフォークポップ、スピーディーなインスト・ナンバーまで、多彩なスタイルにも柔軟に対応する。 サウンド的にはラヴィン・スプーンフルやダン・ヒックスなど、60年代アメリカン・フォークロックに日本的な情緒を加えた趣き。 音もさることながら、声高に感情を吐露することのない淡々とした日本文学のような歌詞も瑞々しい。 天気の良い桜並木の川辺りを散歩しているかのような、春爛漫といった感じの前作と比べると、ほんのりと哀愁が漂う秋の始まりのような切ない雰囲気。 アコースティックユニットという形態では珍しいスピード感溢れるインスト・ナンバー『眠り羊が丘こえて』や、友人の葬儀の風景を淡々と描き終盤で微かな希望を見せる展開が静かに胸を打つ『顔立ち』など、さらりとした音像の中にも深みを感じさせる、聴き応えのある1枚。 1. こんな風に 2. 走馬灯 3. 浮かない顔して 4. 虫の音 5. 眠り羊が丘越えて 6. 景色を前に 7. 夢のまた先 8. 初雪 9. 顔立ち 10. 浜辺 11. 草スケート
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安田支度「記憶を手繰れば」
¥500
大阪のアコースティックユニット・冬支度のリーダー、安田支度が2022年にリリースした3曲入りCD。 自身の演奏によるアコースティック・ギターやマンドリンやハーモニカをバックに歌う宝珠の3曲は、冬支度の楽曲と同様にほんわかとしつつも凛とした空気感を感じさせる。 大阪のアコースティックトリオ、ザ・ハムスターズのリーダー・でーすいらも~んのペンによるユニークな情景描写が冴える「Sさん」、春のひだまりのような多幸感あふれる濃密なアコースティック・サウンドで聴かせる「裏庭」、タイトル通りにノスタルジックな感情を思い起こす「少し懐かしくなった」 近年は海外でも評価の高いはっぴいえんど「風街ろまん」や金延幸子「み空」にも通じる、ふわりとしながらもどこか張り詰めたような、ほどよい緊張感を孕んだサウンドと歌声が耳に心地よい、繰り返し聴きたくなる1枚。 1. Sさん 2. 裏庭 3. 少し懐かしくなった
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海洋天堂「クジラ」
¥500
愛知を拠点に活動する女性2人組アコースティックユニット・海洋天堂が、2019年にリリースした1stミニアルバム。 アイリッシュ・ミュージックと日本のフォークをベースにした暖かなサウンドと、少年のようなあっけらかんとした歌声、そしてちょっとストレンジなメロディラインが心地よくて癖になる1枚。 「羊毛とおはな」と「たま」を融合させたような雰囲気と言えばいいのか? そんなトボけた感じの彼女たち、それとは裏腹に卓越した演奏力を持っていて、スピーディーなアイリッシュ・インストナンバー「John Ryan's Polka」では、その片鱗も見られる。 ハンバート・ハンバートが好きな人にもおすすめの1枚。 1. 家路 2. 僕の王国 3. ◯◯◯ 4. John Ryan's Polka 5. クジラ 6. 蝉
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海洋天堂「海洋天堂とスーテテ」
¥1,500
愛知を拠点に活動する女性2人組アコースティックユニット・海洋天堂が、ゲストにタブラ奏者・スーテテを迎えて制作し、2021年にリリースした2stミニアルバム。 アイリッシュ・ミュージックと日本のフォークをベースにした暖かなサウンドと、少年のようなあっけらかんとした歌声、そしてちょっとストレンジなメロディラインは前作同様。そこにタブラのリズムが合わさって、摩訶不思議な雰囲気を醸し出す。 童謡のようなノスタルジックさの中にも、ピリッとした毒気を孕んでいる感触が小気味よく、聴けば聴くほど味が出る。 彼女らのルーツであるアイリッシュ・ミュージックのメドレー2曲「The kesh,The Maids of Selma」「The golden Eagle,Galway Bay」も秀逸な出来。 ハンバート・ハンバートやたま、羊毛とおはなが好きな人におすすめの1枚。 1. 風来坊 2. お坊さんのうた 3. The kesh,The Maids of Selma 4. 点滴 5. となりの人 6. The golden Eagle,Galway Bay 7. ねこの歌 8. 銭湯の歌
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コーラスウォーター「おいしい水」
¥1,000
名古屋発 ブルーグラスポップ・グループ、コーラスウォーターが2019年にリリースした1stミニアルバム。 名古屋大学ブルーグラス・サークルのメンバーで結成された4人組で、耳の肥えた音楽好きも唸らせる抜群の演奏力と、フリッパーズ・ギターを思わせる瑞々しいポップスがここでは見事に融合。 5曲全てが米国の伝統音楽というフォーマットを忠実に守りながらも、古臭ささを微塵も感じさせない仕上がりになっている。 数曲でメイン・ヴォーカルをとる紅一点・はお雨希の、つじあやのを思わせるキュートで上品な歌声も素晴らしい。 まさに2曲目のタイトルどおり「魔法をかけさせて」くれる傑作。 ブルーグラスが好きな人にはもちろん、フェアグラウンド・アトラクションやエブリシング・バット・ザ・ガールなどが好きな人にもオススメの1枚。 1. 夕景 2. 魔法をかけさせて 3. そろそろ猫になりたいな 4. 星遊び 5. ものぐさデイズ
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コーラスウォーター「めがねと水玉」
¥1,500
SOLD OUT
名古屋発 ブルーグラスポップ・グループ、コーラスウォーターが2021年にリリースした1stフルアルバム。 名古屋大学ブルーグラス・サークルのメンバーで結成された4人組で、耳の肥えた音楽好きも唸らせる抜群の演奏力と瑞々しくポップなソングライティングの融合が素晴らしい。 米国の伝統音楽というフォーマットを守りながらも、古臭ささを微塵も感じさせない仕上がりは前作同様。 しかし、表題曲「めがねと水玉」や「湯船」「暮らしに歌を」といったナンバーでは、彼ら特有の無邪気さは鳴りを潜め、ほんのりと心地よい哀愁が漂う。 表現力の幅が広がり、さらに深みを増した会心作。 前作と同じくブルーグラスが好きな人にはもちろん、フェアグラウンド・アトラクションやエブリシング・バット・ザ・ガールなどが好きな人にもオススメの1枚。 1. 夏の王国 2. せーの!!! 3. めがねと水玉 4. ひなたのブルース 5. 湯船 6. umbrella 7. カルミアガール 8. 暮らしに歌を 9. 途上にて
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コーラスウォーター「風のうつわ」
¥1,500
名古屋発 ブルーグラスポップ・グループ、コーラスウォーターが2023年にリリースした8曲入りアルバム。 名古屋大学ブルーグラス・サークルのメンバーで結成された4人組で、耳の肥えた音楽好きも唸らせる抜群の演奏力と瑞々しくポップなソングライティングの融合が素晴らしい。 彼らのルーツであるブルーグラスのフォーマットにとらわれず様々なスタイルの表現を取り入れ、どちらかというとダン・ヒックスやラヴィン・スプーンフルのようなアコースティック・スウィングな仕上がりを感じさせる本作。 意味のないものを大切にしたいと歌う「ルミネーション」「ナンセンス」や、会えなくなってしまった人への思いを歌った「こちらは四月になりました」「風船模様」「風光る」で感じさせる寂寥感。 彼ら自身の、学生時代から社会人となった生活環境の変化が、歌詞を含めた曲作りに深みを与えている。 ブルーグラスが好きな人にはもちろん、60〜70年代の米国アコースティック音楽やグッド・タイム・ミュージック、フェアグラウンド・アトラクションや小沢健二などが好きな人にもオススメの1枚。 1.ルミネーション 2.ナンセンス 3.こちらは四月になりました 4.道なり 5.風船模様 6.クリスマスソング 7.風光る 8.メッセージ
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HoSoVoSo「春を待つ2人」
¥2,000
精力的なライブ活動で知られる三重県桑名市出身のシンガーソングライター、HoSoVoSo が2019年にリリースしたフルアルバム。 軽やかなポップ・チューン「ストーク」や、郷愁にあふれる「峠」など、これ以前にリリースされた2枚のミニアルバムに収録された4曲の新録を含む、フォーキーでオーガニックな全10曲。 素朴な持ち味にほんのりと毒気を孕んだ作風は、さながら高田渡のよう。 東海地区を拠点に活躍する手練ミュージシャンによるバッキングも、彼の歌を見事に引き立てていて、実に聴き応えがあって魅力的。 高田渡「ごあいさつ」細野晴臣「HOSONO HOUSE」星野源「ばかのうた」などが好きな人にはマストな1枚。 田舎へのドライブのお供に。 1. 春を待つ2人(ひとりで) 2. ストーク 3. 山を越える 4. 春を過ぎたら 5. city pop 6. 白い粉 7. ランディブラウン 8. 峠 9. 春を待つ2人 10. むかしぼくはまともだった
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HoSoVoSo × コーラスウォーター「DUO2」(CD盤)
¥2,500
精力的なライブ活動で知られる三重県桑名市出身のシンガーソングライター、HoSoVoSo が、名古屋のブルーグラスポップ・バンド、コーラスウォーターとコラボレーションした、2021年リリースの作品。 唯一無二のスタイルで「うた」と向き合うシンガーソングライターが今回その相方に選んだのは、大学のサークル活動で鍛え上げた卓越した演奏力を誇り、自身のポップなオリジナル楽曲でアコースティック・ミュージック好きを魅了し、ファンを増やし続けているブルーグラス・グループ、コーラスウォーター。 その組み合わせは、正しく鬼に金棒。 「ストーク」「白い粉」「峠」などのおなじみのナンバーも、ここでまた新たな名演が生まれている。 1. いつもの車窓から 2. ストーク 3. 白い粉 4. 金木犀 5. 夕景 6. ほくろ 7. お月さん 8. 峠 9. 日々は通り過ぎていく
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いちやなぎ「album」
¥1,320
京都在住のシンガーソングライター、いちやなぎが2021年にリリースしたミニアルバム。 ノスタルジックで優しげなメロディーと、ソフト・ロック的なサウンド・メイキングが、非常に心地よい作品。 オールディーズなコーラスが大滝詠一ライクな「magic hour」、ほのぼのとしたサウンドのポップ・ナンバー「日々の栞」、軽快なカントリー・タッチの「憧れの地へ」など、60〜70年代のクラシック・ポップスにオマージュを捧げたかのような全5曲。 ハッピーでピースフルながらも、何処か心地よい浮遊感のある不思議な感覚は、ドノヴァンやケヴィン・エアーズの作品と似た雰囲気を感じさせる。 休日の午後のコーヒータイムに最高な1枚。 1. magic hour 2. 日々の栞 3. うららのら 4. ミルキーサンシャイン 5. 憧れの地へ
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いちやなぎ「IRAHAI」
¥3,300
京都在住のシンガーソングライター、いちやなぎが2024年にリリースした12曲入りフルアルバム。 ポップでちょっと不思議なジャケットどおり、ソフト・サイケデリックな音作りと詩情豊かな歌詞が織りなす、優雅な音楽の旅が楽しめる作品。 井上陽水を連想させるどこか浮世離れしたとろけるような歌声と、文筆家としても活動するその独特な切り口の詞世界が、目まぐるしく変わるサウンドに乗せて展開するさまは、まるでメリーゴーランドのよう。 アコースティック楽器を主軸とした華やかな音作りの中にジャズのリズムやエッセンスを感じさせるあたりは、60年代後期のドノヴァンの諸作品と似た雰囲気を感じさせる。 その中でも、先行配信された軽やかなフォークロック「窓をあければ」や漂泊の想いを綴った「望遠郷」など、後半のシンプルな楽曲が映える。 家でのコーヒータイムや、旅のお供に聴いてほしい1枚。 1.あなたのパナマ帽 2.森の怪獣 3.怪獣は森へ 4.風花 (かざはな) 5.ラッタウル 6.あなぐら 7.陽だまりのルル 8.窓をあければ 9.帰り道 10.望遠郷 (ぼうえんきょう) 11.一つ屋根の下で 12.美女と野獣
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松ノ葉楽団「タイム・ラグ」
¥1,650
ラグタイム、ホットジャズ、昭和歌謡、シャンソンなどをルーツに持つ、関西を拠点に活動する飲酒系ラグタイムバンド・松ノ葉楽団が、2014年にリリースした1stアルバム。 ライブハウスのみならず、飲み屋などでも演奏活動を行う彼ら。 そんな風景がまざまざと浮かんでくるような、小粋でゴキゲンながらも時にしみじみとさせる、まさに街角にある老舗の飲み屋のようなバンド。 下町の風情とさえない日常を描いた歌詞を、卓越した演奏で歌うスタイルは、あの憂歌団を彷彿させる。 バンドのテーマ・ソングといえるゴキゲンな「楽団の歌」、エイモス・ミルバーンのブルース・スタンダードを絶妙な訳詞で歌う飲んだくれ讃歌「One scotch, one bourbon, one beer」、真夜中のスモーキーな雰囲気に癒やされる「ともしび」、タイトル通り春のおとずれを思わせる切ないフォークロック「春一番を待ちながら」など、聴けば聴くほど味の出る1枚。 1. 楽団の歌 2. One scotch, one bourbon, one beer 3. つむじ風 4. ともしび 5. やめとこう 6. うちにはいれないぜ 7. 春一番を待ちながら 8. やっつけしごと
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松ノ葉楽団「JOURNEY」
¥1,650
ラグタイム、ホットジャズ、昭和歌謡、シャンソンなどをルーツに持つ、関西を拠点に活動する飲酒系ラグタイムバンド・松ノ葉楽団が、2016年にリリースした2ndアルバム。 ライブハウスのみならず、飲み屋などでも演奏活動を行う彼ら。 そんな風景がまざまざと浮かんでくるような、小粋でゴキゲンながらも時にしみじみとさせる、まさに街角にある老舗の飲み屋のようなバンド。 下町の風情とさえない日常を描いた歌詞を、卓越した演奏で歌うスタイルは、あの憂歌団を彷彿させる。 シャッフル・ビートが小気味よいグッド・タイム・ミュージック「Cheap Cheap Journey」、ロシアへの憧憬(?)をノホホンと歌う「ロシア」、旅路の心象風景をゆったりと歌う「夜行列車」など、タイトル通り "旅" をテーマにした楽曲がちらほら。 高田渡のカバーでも有名なスタンダード・ナンバー「私の青空」も素晴らしい。 1stに続き、これまた聴けば聴くほど味の出る1枚。 1. Cheap Cheap Journey 2. ロシア 3. シンデレラ 4. ラムネのあわ 5. 私の青空 6. 青いアイシャドー 7. Green Beans 8. 夜行列車 9. 傾いた絵
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松ノ葉楽団「Holiday」
¥2,200
ラグタイム、ホットジャズ、昭和歌謡、シャンソンなどをルーツに持つ、関西を拠点に活動する飲酒系ラグタイムバンド・松ノ葉楽団が、2019年にリリースした3rdアルバム。 ライブハウスのみならず、飲み屋などでも演奏活動を行う彼ら。 そんな風景がまざまざと浮かんでくるような、小粋でゴキゲンながらも時にしみじみとさせる、まさに街角にある老舗の飲み屋のようなバンド。 下町の風情とさえない日常を描いた歌詞を、卓越した演奏で歌うスタイルは、あの憂歌団を彷彿させる。 タイトル通り "休日" がテーマの今作。 1曲目が「Morning Call」で、ラストナンバーが「Midnight Special」という構成が洒落ている。 彼らならではの楽しき乾杯ナンバー「グラスを空けよう」、高田渡の『コーヒーブルース』にも通じるコーヒー&恋愛なアコースティック・スウィング「Hot Coffee Rag」、モノクロ恋愛映画を思わせる切ない名曲「あかりがつけば」、そしてC.C.Rなどのカバーでも有名なカントリーのスタンダード・ナンバー「Midnight Special」など、今回も聴き応え十分。 ルーツ・ミュージックを愛する人はもちろん、日常を楽しくする音楽を探している人に断然オススメ。 休日の午後にコーヒーやお酒と共に味わいたい1枚。 1. Morning Call 2. グラスを空けよう 3. Hot Coffee Rag 4. あかりがつけば 5. ダイヤのリング 6. 白いスタジアム 7. Girl In A Poster 8. Midnight Special
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松ノ葉楽団「Jive」
¥2,200
ラグタイム、ホットジャズ、昭和歌謡、シャンソンなどをルーツに持つ、関西を拠点に活動する飲酒系ラグタイムバンド・松ノ葉楽団が、2023年にリリースした4thアルバム。 ライブハウスのみならず、飲み屋などでも演奏活動を行う彼ら。 そんな風景がまざまざと浮かんでくるような、小粋でゴキゲンながらも時にしみじみとさせる、まさに街角にある老舗の飲み屋のようなバンド。 下町の風情とさえない日常を描いた歌詞を、卓越した演奏で歌うスタイルは、あの憂歌団を彷彿させる。 ロマンチックで切ないラブソング「シンデレラ」、紅一点・貫定恵美がヴォーカルをとる「青いアイシャドー」、彼らの十八番であるエイモス・ミルバーンの「One Scotch, One Bourbon, One Beer」は過去作の再録ヴァージョン、「Tutti Frutti」「The Night Of Nightingale」「Dunkin' Bagel」はリーダー・松葉ケガニのソロ作からの再録ヴァージョン、それらに初出の「New Shiny Shoes」「ウォーアイニー」など4曲を加えた全10曲は、ここ数年の彼らの集大成となっており、ちょっとしたベスト盤という側面を持つ。 精力的なライブや各メンバーの個々の活動で練り上げられた粋なサウンドは、聴けば聴くほどに旨味が沁みる逸品である。 ルーツ・ミュージックを愛する人はもちろん、日常を楽しくする音楽を探している人に断然オススメ。 コーヒーやお酒と共に、じっくりと味わいたい1枚。 1. Tutti Frutti 2. New Shiny Shoes 3. I Can't Give You Anything But Love 4. The Night Of Nightingale 5. Dunkin' Bagel 6. 青いアイシャドー 7. Love Song 8. ウォーアイニー 9. シンデレラ 10. One Scotch, One Bourbon, One Beer
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サンプンカンズ「サンプンカンズ」
¥2,200
「松ノ葉楽団」の松葉ケガニ、「ハチャトゥリアン楽団」の丸山朝光、マルチ弦楽器奏者の高木大丈夫によるアコースティック・トリオ、サンプンカンズが2019年にリリースしたアルバム。 アメリカン・ルーツ・ミュージックに根ざした豊潤な音楽を情緒たっぷりに聴かせる1枚で、楽しいながらも哀愁ただよう雰囲気は、ジャケット通りの夕焼けの町並みを連想させる。 「ミッドナイトスペシャル」「テネシーワルツ」「バーボン・ストリート・ブルース」などのスタンダード・ナンバーも素敵だが、「あの頃」「傾いた絵」などそれぞれのバンドの再演を含む、各自が持ち寄ったオリジナル曲も粒ぞろいで素晴らしい。 個人的には、小粋なコーヒー讃歌「コーヒーを一杯」が最高。 70年代に高田渡やシバ、友部正人など名だたるフォークシンガーが参加したジャグバンド『武蔵野タンポポ団』を彷彿させる、楽しさと哀愁が同居した名盤。 1.ミッドナイトスペシャル 2. 世界はぼくのもの 3. 心は泡の中 4. オークワード・チューン 5. あの頃 6. 傾いた絵 7. コーヒーを一杯 8. テネシーワルツ 9. バーボン・ストリート・ブルース
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ザ・ハムスターズ「HOROYOI MUSIC」(CD-R)
¥1,000
ギター&ヴォーカルの "でーすいらも~ん" を中心に結成された、関西を拠点に活動するアコースティックユニット、ザ・ハムスターズが2019年にリリースした6曲入りミニアルバム。 フォーク・ギターとウッドベースにスライド・ギターやマンドリンが絡むアコースティック・スタイルで、お酒のことや冴えない日常のことを題材にした歌を、時に軽快に時にしみじみと歌う。 リズミカルな「ハムスターズのテーマ」に始まり、しんみりして暖かい雰囲気の「五段変速」、スライド・ギターの響きが心地よいフォーク・ブルース「ミシシッピ仕事探し」など、オリジナル曲はいずれもコミカルさと渋さが上手く同居していて味わい深い。 6曲中で唯一のカバー曲が、真島昌利の飲んだくれ賛歌「HAPPY SONG」というのも彼らならではであり、誠実さがにじみ出るヴォーカルは時折あの甲本ヒロトの雰囲気をも感じさせる。 何よりも、ラストの「シャララリー」はハイロウズの『日曜日よりの使者』を彷彿させる、しみじみとしながらも熱くて感動的な1曲。 ブルーハーツのアコースティック作『DUG OUT』や、真島昌利ソロ作の1・2枚目が好きな人には、ぜひとも聴いてほしい1枚。 1. ハムスターズのテーマ 2. 五段変速 3. ミシシッピ仕事探し 4. HAPPY SONG (真島昌利カバー) 5. 夕暮れほろよい 6. シャララリー
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ザ・ハムスターズ「BAR! BAR! BAR!」(CD-R)
¥1,500
ギター&ヴォーカルの "でーすいらも~ん" を中心に結成された、関西を拠点に活動するアコースティックユニット、ザ・ハムスターズが2021年にリリースした7曲入りミニアルバム。 フォーク・ギターとウッドベースにスライド・ギターやマンドリンが絡むアコースティック・スタイルで、お酒のことや冴えない日常のことを題材にした歌を、時に軽快に時にしみじみと歌う。 前作『HOROYOI MUSIC』に比べると本作はだいぶコミカルさが際立っていて、飲んだくれ野郎を歌ったその名も「もってこい酒」や、食欲をそそる内容の「カツカレー」などのナンバーに顕著。 しかし古くはクレイジーキャッツやドリフターズ、近年では SAKE ROCK など、コミカルさが持ち味のバンドにはいずれも卓越した演奏力が備わっていて、このザ・ハムスターズも例外ではない。 実力に裏打ちされた安定感抜群な伴奏があるので、コミカルなナンバーであっても彼らの音楽の味わい深さは変わらない。 スローナンバーを歌う甲本ヒロトを時折連想させる、誠実で情緒豊かな歌声も前作同様に魅力的。 今回も1曲だけカバーがあり、それが The Byrds の「ミスタースペイスマン」のオリジナル訳詞という、通好みなところもまた良い。 日常生活を楽しくするBGMや晩酌のお供に、ぜひとも聴いてほしい1枚。 1. グッバイハムスター 2. もってこい酒 3. カツカレー 4. ミスタースペイスマン 5. なにがなんだか 6. そんなこんなで 7. 夢のサイドカー
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でーすいらも〜ん「全部酒のせい」
¥1,000
関西を拠点に活動するアコースティック・トリオ、ザ・ハムスターズのリーダーである、でーすいらも〜んが2022年にリリースした9曲入りの弾き語りソロ・アルバム。 アコースティックという形態ながらも、まるでロックバンドのようなスピード感とグルーヴを感じさせるザ・ハムスターズの魅力は、彼のラフで人懐っこい雰囲気の歌声があってこそ。 そんな彼の作る歌はユーモアと悲哀に満ちていて、波瀾万丈な人生をそのままトレースしたかのよう。 筋金入りの酒好きの彼を知る人にとっては、思わず吹き出してしまいそうなアルバム・タイトルにも、独特のユーモアセンスを感じさせる。 同じく関西を拠点に活動するアコースティックユニット・冬支度の安田支度との共作ナンバー「Sさん」や、ビリー・ジョエルやボブ・ディランの日本語カバーを含む、心がポカポカするような全10曲。 1. ホットコーヒートーキングブルース 2. ある日のうた 3. march song 4. 冬の日 5. Sさん 6. ニューモーニング 7. ぴあのまん 8. くよくよするなよ 9. いつものいつも