2024/01/08 08:04

1月1日に発生した「能登半島地震」
壊滅的な被害を受けた地域は復旧の目処が立たず、2024年1月8日現在でも余震が続き天候悪化による二次災害が懸念され、未だ予断を許さない状況です。



当店として何かできることはないか?と、考えてみました。
政府の人間でもNPO団体でもない一般の私達が、現時点でとりうる最善の現実的な援助は「募金」です。
既に赤十字石川県など公的な機関が義援金を募っていて、そちらで手続きをすれば支援活動としては間違いないでしょう。
ただ、CDショップの経営者として、音楽イベントの主催者として、それらの支援を促すことができないか?
そう考えた結果、以下の2つの施策を思いつきました。

1. コンピレーションアルバム「コーヒーもう一杯」チャリティー販売



当店は基本的に、ミュージシャン・バンド・レーベルから音源をお預りする"受諾販売"のショップであり、売れた場合に当店が受け取る販売手数料はできるだけ安く設定して、制作元に多くを還元しています。
なので、CDが売れても当店の利益は非常に微々たるものではありますが、例外があります。
それは、2021年に販売開始した当店制作のコンピレーションCD「コーヒーもう一杯」2種の売上。
このCDについては、売れたらそのまま当店の利益となります。
その利益を、丸々寄付してしまおうと。
厳密に言えば、1枚販売につき2,000円を募金します
価格はそれぞれ2,200円ですが、サイトの決済手数料として200円ほど取られてしまいますので、実際の利益は2,000円ほどになります。

このコンピレーション「コーヒーもう一杯」は、当店が主催する同名イベントに参加してくれたミュージシャンやバンドと共に作り上げた、日常生活に和みのひとときを与えてくれるような作品集です。
具体的な例えをするなら、はっぴいえんどや金延幸子など70年代のフォーク・サウンドや、サニーデイ・サービス、空気公団、たま、ハンバートハンバートなど、アコースティックな質感を持ったポップスが好きな人には、自信を持っておすすめできる内容となっています。
このCDが、今回の惨事に胸を痛めて募金をする優しい心を持った人達の"和み"となれば、これほど嬉しいことはありません。



2. 当店オリジナル・ミニステッカーのチャリティー販売



当店には、WEBショップでご購入の際1会計につき1枚同封している、オリジナル・イラストのミニステッカーがあります。
当店のイベントでも深いつながりがある愛知県のミュージシャン・アジマカズキのペンによる、ファニーなイラストのこのステッカーは、50円でも販売しています。
このミニステッカーの売上も全額寄付しようと思います。
50円であれば、気軽な寄付も可能では無いでしょうか?



以上、2つの施策を2024年3月末まで行おうと思います。
 
これを行うことによって「偽善だ」「売名行為だ」との蔑みを受ける覚悟はできています。
実際そのとおりかも知れません。
ただ、僕の尊敬する泉谷しげるさんが同様のことを言われた時に
「そうだよ、もちろん売名行為だ。だからお前らも偽善しろ。1日1偽善だ!」と返したことは、ずっと僕の心に刻まれています。

どうか、よろしくお願いします!